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なぜ二次面接でいつも落ちる?

二次面接に進んだからと言って、「ほぼ内定」と浮かれることはできません。

当然、面接官に「採用したい」と思われなければ、落ちることになります。二次面接では質問を深堀りされることも増えますし、就活生からの「逆質問」もポイントの一つだと言えます。

今回はそんな観点で、二次面接の目的・特徴をはじめ、二次面接に受かるための対策について解説!

通過率は?

二次面接の通過率は企業によって異なりますが、大体30〜40%と言われています。一次面接に比べると通過率は高くなりますが、それでも半分以上の人は落ちることになります。

二次面接に受かるためには、「どんな理由で落ちるのか」を知っておくことが重要です。

二次面接の目的

企業の選考フローは2パターンあります。
●3回の面接で終了する場合
一次面接+二次面接+最終面接

●2回の面接で終了する場合
 一次面接+最終面接

※本記事で解説する二次面接は、3回の面接で終了する選考フローを前提としています。

人柄や性格といった社風とのフィット感、自社に対する理解度や志望度、求める能力に対するスキルマッチ度やポテンシャルといった項目を見極める目的で実施されます。

特に、「なぜ当社でなければならないのか?」という志望度については、しっかりと語れるようにしておきましょう。

二次面接の評価基準

二次面接における評価基準は、「企業への志望度」「学生の強みと企業の相性」です。

マナーやコミュニケーション能力など、基本的な項目を確認する意味合いが強い一次面接と異なり、二次面接では、「企業にとって必要な社員かどうか」を判断しています。 そのため、企業への理解を深めた上で、自分の強みが企業にとって価値があるものであることをアピールする必要があります。

企業への志望度においては、「業界研究」「企業研究」を行った上で、「他社ではなく、この企業でなければならない理由」に答えられるように準備しておきましょう。

また、企業の特徴を捉えた上で、志望動機や自己PRが企業に合っているかを確認し、面接内で「自分の強みと企業の相性」をアピールすることをおすすめします。

二次面接で見られるポイントと対策

企業研究ができているか

二次面接では、一次面接より深堀りして質問される傾向にあります。たとえば、「入社したらやりたい仕事」の質問でも、「なぜ?」「どうして?」と突っ込んで聞かれるため、企業研究が不十分だと途中で答えることが難しいです。

そうなると、「考えが浅い」「うちの会社に興味がない」「入社意欲が低い」などと判断されてしまいます。

【対策】
応募企業の理念や事業内容、部署や職種、業界でのポジションなどは、しっかりと押さえておきましょう。ホームページに目を通す程度では不十分で、自分の言葉で話せるくらいまで深く理解しておく必要があります。

キャリアプランが明確かどうか

企業は、自らキャリアプランを描き、自ら目標を立て、それに向かって行動できる人材を求めています。どれだけ入社意欲が高くても、キャリアプランが漠然としていたらNGです。

キャリアプランを聞かれたとき、「1日でも早く信頼される社員になりたい」「仕事を通して様々な経験を積みたい」など、漠然とした内容しか答えられないようでは二次面接を通過するのは難しいでしょう。そのキャリアプランがその企業でしか成し遂げられないことであればベストです。

【対策】
二次面接に臨むうえでは、将来のキャリアプランを明確にしておくことが重要です。3年後、5年後、10年後といったタイミングで、どのような仕事をしていて、どのように活躍しているのかを明確に答えられなければいけません。自分自身がどう成長し、会社や社会にどんな貢献をしたいのかを具体的にイメージしておきましょう。

回答にESや一次面接との一貫性があるか

二次面接の回答が、ESや一次面接の回答と一貫性がない場合、落ちてしまう可能性があります。二次面接の面接官は、ESや一次面接の情報にも目を通しています。二次面接での志望動機や長所・短所が、これまでの選考の情報と異なると、面接官は質問するポイントや方向性に迷ってしまうでしょう。

例えば、一次面接では「コミュニケーション力を生かしたい」と答えていたのに、二次面接では「1人で集中して1つのことをやり遂げることが得意」と、矛盾した回答をしてしまうと、面接官はあなたの人物像が捉えられなくなってしまいます。

【対策】
ESに記載したこと、一次面接で話したことを振り返りましょう。一貫性のない回答は避け、一次選考で話した内容より具体的に話すなど工夫をしてみましょう。

企業の求める人材とマッチしているか

二次面接に落ちる理由として、企業の求める人材とマッチしなかったというケースがあります。面接官は、志望動機や強みに加え、「現場になじめるのか」や「研修後、自社に貢献する人材となるか」などの実践的な部分にも着目しています。

例えば、チームで進める業務の場合、コミュニケーション力が乏しい人材は職場になじめず、円滑に業務を遂行できない可能性も考えられます。

ただし、マッチ度に関しては企業側と学生の相性であるため、やむを得ないともいえます。一方で、本当は相性がよいにもかかわらず、うまく伝わらずに「相性がよくない」と判断されるのは、非常に残念なことです。

【対策】
企業が求める人物像や社風を調べ、それに沿った回答を考えておきましょう。

二次面接を担当する人

最も多いのは、現場の責任者や管理職レベルとされており、次いで人事担当者や現場社員が担当するケースもあります。

面談形式

質問内容に対する回答の深掘りをすることが多いため、二次面接は少人数制のグループ面接や個人面接で行われることが多いと言えます。

二次面接での事前準備

一次面接の振り返り

二次面接を受ける前に、一次面接の内容を振り返り、自分の発言した内容を把握しておくことも大切です。これまでの選考でアピール不足だと感じた部分があれば、改善することも可能です。

また、並行して多くの企業に応募をしていると、志望動機や自己PRを、別の企業で伝えた内容と間違えてしまうことも考えられます。一次面接での自分の発言を確認し、同じ質問をされたときに全く違うことを答えないように、注意しましょう。

業界知識を得ておく

二次面接前に業界知識を得ておくと、面接官にアピールできます。積極的に業界のことを把握する姿勢は、入社意欲を測る指標の1つです。

例えば、業界に関するさまざま知識を把握していると、面接のときにアピールできます。さらに、面接官との会話が弾みやすくなるでしょう。学生は、最新情報をリサーチした上で、面接に臨むことをおすすめします。

よくある質問と回答のポイント

入社したらやりたいこと

5年後や10年後の働き方を伝えてください。二次面接では一次面接より、一歩踏み込んだ質問をされることを想定したうえで臨みましょう。

・当社で◯◯をやりたいのはなぜですか?

・◯◯をするために必要なのは、どんな能力だと考えていますか?

・あなたが◯◯をすることで、会社にどんな影響をもたらしますか?

志望動機

面接官が志望動機を聞く理由は、入社への熱意を確かめるためです。二次面接では、学生の志望度や熱意がどのくらいあるのかが見極められます。そのため、企業へ興味を持った理由や、入社後に取り組みたい業務などを伝えるときには、具体的に回答することを意識しましょう。

・他業界ではなく、この業界を志望する理由を教えてください。

・具体的に取り組みたい仕事について教えてください。

・希望する部署に配属されない場合はどうしますか?

学生時代に力をいれたこと

学生時代に力を入れたことを質問される理由は、「人柄」と「価値観」を知ると同時に、職場で活躍できる人材なのかを見極めるためです。

・なぜ、◯◯に取り組んだのですか?

・◯◯においてはどんな困難があり、その困難に対してどんなアプローチをしましたか?

・◯◯の経験から学んだことを、会社でどのように活かしていきたいですか?

長所と短所

「汎用性」「自己理解」「改善する姿勢」などを見られています

・なぜ、◯◯をいちばんの長所/短所だと捉えているのですか?

・そのほかに、長所/短所だと思っているところはありますか?

・○○という長所を、弊社の仕事にどのように活かしていきたいと考えていますか?

逆質問

二次面接の面接官は一次面接の面接官より年次も役職も上がることが多いため、逆質問の内容も面接官に合わせて変えるようにしましょう。

企業理解を深める逆質問の例

・競合他社と比べたときの御社の強みは◯◯だと捉えていますが、◯◯さんはどのように考えていますか?

・ニュースなどでは国内の◯◯需要は拡大傾向にあると耳にしますが、御社の◯◯事業は今後どのような方針でビジネスを展開していきますか?

入社意欲を伝える逆質問の例

・できるだけ早く第一線で活躍したいのですが、御社で早くから活躍している社員の方の共通点などはありますか?

・御社で働くうえで心得ておくべきことや、身に付けておくべき知識などはありますか?

【要注意!】NGな逆質問

逆質問は積極的にするべきですが、面接官にマイナス印象を与えてしまう質問もあります。一般的にNGだとされる逆質問の例をご紹介します。

・企業研究をしていれば分かることを聞く

HPや企業説明会で説明された内容を質問してしまうと企業研究ができていないことが伝わってしまいます。

・福利厚生に関する質問をする

給与や休みなどは入社する上で非常に重要なポイントではありますが、内定後に質問をするようにしましょう。

利己的である、業務への関心がないと思われてしまいます

まとめ

二次面接は、一次面接や書類選考を通過した候補者が、さらなる深掘りと企業への適合度を確認する

ための面接です。一次面接では基本的なビジネスマナーや履歴書との相違などがチェックされますが、二次面接ではより個人の性格や能力、志望企業への適合度が見極められます。

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株式会社 風土テック 代表取締役 柴田 亮太

大学卒業後、株式会社ソリューション(組織変革コンサル会社)入社。
最年少拠点長として福岡拠点の立ち上げを経験し社内の全コンサルタント対象のMVPを3年連続受賞。
その後独立し株式会社風土テックを設立。
これまでに都心の大手企業から離島の企業まで幅広く約1000社を超える企業の経営・採用コンサルを担当。
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