美容やメイクに興味があり将来仕事をしたい人も多いはず。
この記事では美容業界の仕事一覧から向いている人、志望動機のポイントまで紹介します!
美容・メイクに関する仕事
美容師
美容師はご存じのとおり、顧客のヘアスタイルに関するサービス提供をおこないます。カットやパーマ、シャンプー、カラーリングなどをおこなう仕事で、国家資格が必要な美容関係の仕事です。
活躍の幅は広く、美容サロンだけでなく、結婚式場やヘアメイク事務所などがありますよ。勤務先によっても異なりますが、美容師の平均年収は約310万円です。
ネイリスト
ネイリストは、顧客の爪(ネイル)の手入れやデザインをする仕事です。ネイルの資格には「ネイリスト技能検定」や「ジェルネイル技能検定」などがありますが、就職をするために必須の資格ではありません。
ネイリストとして活躍するためには、ネイルサロンや美容院、エステティックサロン、結婚式場への就職だけでなく、自身で開業をしている人もいます。就職先によっても異なりますが、ネイリストの平均年収は320万円です。
アイリスト
アイリストは、まつ毛パーマやまつ毛エクステンションの施術をおこなう専門家です。顧客はメイクが手軽になるため、需要がある美容関係の仕事ですね。
以前はアイリストとして就職できましたが、現在は国家資格である美容師免許の有資格者でなければ施術ができない仕事のひとつです。法規制がなかったときに、「出血」や「目の充血」、「まぶたの腫れ」などの危害が増えてしまったため、2008年に厚生労働省が法整備をおこないました。
就職先はエステティックサロンや美容院が多く、美容院ひとつでトータルビューティーを提供している傾向がありますよ。
エステティシャン
エステティシャンとは、エステティック業務をおこなう仕事のことで、フェイシャルやボディ、脱毛などの施術のことを指しますよ。化粧品や機械、手を使って施術をし、皮膚の美化や身体の疲れをほぐします。
美容鍼灸師
エステティシャンは肌の表面から施術をおこないますが、美容鍼灸師は肌の内面から美容施術をすることが特徴です。肌の内側にある神経を鍼で刺激したり、顔や身体のツボをお灸で刺激したりして、美容と健康にアプローチします。鍼灸師なので「鍼」と「お灸」を使用して施術をおこないますが、美容分野に特化している仕事が美容鍼灸師ですね。
美容鍼灸師になるためには、鍼灸科のある学校で養成課程を終了した後に、国家資格である「はり師」と「きゅう師」を取得する必要があります。取得後は、美容鍼灸サロン、エステティックサロン、鍼灸治療院で活躍している人が多い傾向にあります。美容鍼灸師の平均年収は432万円で、経験を積んだ後に独立・開業をしている人もいます。
美容部員(ビューティーアドバイザー)
美容部員とは、百貨店や化粧品専門店、ドラッグストアにて、顧客の美容に関する悩みや疑問を聞き、アドバイスや化粧品販売をおこなう仕事です。ブランドによっては、美容部員ではなく「ビューティーアドバイザー(BA)」と呼ばれています。
メイクアップアーティスト
メイクアップアーティストは、タレントやモデル、俳優へプロとしてメイクをおこないます。雑誌・広告物やテレビ番組・コマーシャル・映画、ファッションショーなどさまざまなシーンで活躍しています。
メイクアップアーティストは、専門のプロダクションやエステティックサロン、ブライダルサロン、化粧品メーカーに就職して活躍している人が多いです。資格は必要ないですが、メイクに関する専門的な知識と実績が必要になるため、独学で就職している人は少なく、美容系専門学校を卒業して就職している人がほとんどです。
調香師
調香師とは、香水や化粧品、ボディーソープ、入浴剤、食品などに使用される香りを調合する仕事です。美容関係の仕事という観点で考えると、調合した香水やフレグランスを届けることで美容にかかわることができます。香水やフレグランスを調合する人は「パフューマー」と呼ばれています。
約6,000種類ある香料から使用する原料を選定し、処方箋を作成しています。専門的な知識を扱うため、就職するためには大学で化学や薬学、生物学を勉強していることがもとめられます。
調香師は理系専門職なので給与水準が高く、平均年収497万円です。これは日本の水準ですが、調香の本場であるフランスへ海外留学する人もおり、世界的に活躍するパヒューマーになると、より高い収入も期待できます。
美容カウンセラー
一般的な医療機関ではカウンセリング専門の仕事はほとんどありませんが、美容外科や美容皮膚科などでは美容カウンセラーという仕事が活躍しています。美容外科や美容皮膚科は、いずれも病気や疾患を治療するのではなく、容姿を整えたり美肌を生み出したりするクリニックです。
化粧品メーカー社員
美容関係の仕事は、顧客へ直接的に支援をするだけでなく、商品やサービスの開発に携わる方法もあります。化粧品メーカーで勤務すると、化粧品の製造・販売を通じて美容とかかわることができます。
美容関係の仕事に向いている人
美意識が高い
美容関係の仕事は、顧客に対して「美」を提供します。やはりサービスを受ける顧客の目線に立って考えると、サービス提供している人が美意識があるかどうかで信頼度が変わります。信頼してもらうためにも、自分自身が高い美意識を持っていることが重要なポイントです。
美容が好き
「当たり前」と感じるかもしれませんが、自分が就職する分野に興味を持っているかどうかは就職する上で重要なポイントです。特に、美容関係は技術が発展したり、トレンドが変化したりするため、美容に対して興味あることは向いている人の特徴です。
たとえば、美容師であればカットやカラー、パーマなどの技術は日々発展しているため、学び続ける必要があります。このような知識や技術を習得するためには、やはり美容分野に興味がある人でないとハードルが高いですよね。
そのため、美容が好きという人は美容関係の仕事に向いているだけでなく、業界で長く活躍していますよ。
トレンドに敏感
美容関係の仕事は、世間で流行しているトレンドを分析し、サービス提供することがもとめられますよね。そのため、日常的にメディアやSNSを通じて、トレンド情報を収集している人は美容関係の仕事に向いています。
また、トレンド情報を追うメリットは、施術中に顧客とのコミュニケーションを取るときにも、トレンド情報が共通の話題になり、リピーター獲得にもつながるのです。
「仕事で必要だから」という義務感ではなく、ストレスなく情報取集をしている人は、楽しみながら仕事をすることができます。
新卒採用スケジュール
現在、新卒採用は政府の「就職・採用活動に関する要請」に準じて行われるのが一般的です。具体的には下記のスケジュールに沿って採用活動を行うということです。
【企業の広報活動解禁】卒業・修了年度に入る直前の3月1日以降(例:大学3年生の3月)
【採用・選考開始】卒業・修了年度の6月1日以降
【内定出し】卒業・修了年度の10月1日以降
美容業界への就職での志望動機のポイント
その企業への就職を希望する理由
応募先企業の特徴や取り扱っているサービス・商品などを、事前にじっくり研究しておくことも大事です。その企業が運営する店舗での自身の体験談など、具体的なエピソードを交えると好印象かつ説得力がアップするでしょう。
ビジョン
就職後の明確なビジョンを持ち、どのような働き方をして、会社にどう貢献するのかを伝えることも重要です。将来的にどうなっていきたいかという目標も考えておきましょう。
数年先までの具体的な成長目標があると、面接官に信頼してもらいやすいです。
資格なしで働ける職種はある?
美容関係系であっても資格なしでも働くことができる仕事があります。
たとえば、ネイリスト・エステティシャン・美容部員・ファッションアドバイザー・リフレクソロジスト・調香師・アロマセラピストなどが該当します。
ただし、企業によって募集条件が異なるため、資格があった方が優遇されるケースもあるため、必ず企業ごとの応募条件をチェックしましょう。
美容業界に活かせる資格や免許は?
美容関係の仕事に活かせる資格・免許としては、国家資格美容師免許・国家資格理容師免許・アイリスト技能検定・ネイリスト技能検定・アロマテラピー検定・ネイリスト技能検定・認定エステティシャンなどがあげられます。
特に人の肌に直接触れたり薬剤を使用したりする仕事では、皮膚科学や消毒法、感染症、化学薬品などについて勉強しなければ、美容サービスを提供することができないため、資格が整備されています。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
まずは美容業界の中でも特に自分に向いている、好きな仕事を見つけてみましょう!
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